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2007年 12月 15日
ようやく、ソクオケ日記です。
あまりに長文になりそうだったので、自分の中で寝かしてみました^^;。 ++++++++++++++++++++++++ 第二回ソクオケ日記 第三回ソクオケ日記・1 第三回ソクオケ日記・2 ソクオケ公式blog ++++++++++++++++++++++++ 今までに2回もお世話になったソクオケ、 何せフルートという人口飽和状態パートですので 今回は初めから遠慮させていただくつもりでいました。 が、思いがけずアシスタントとして急遽参加させていただけることになり、 うきうきとベト7のスコアを持って参加してまいりました♪ ところで「最寄り駅:三鷹」という情報だけ読んで、会場を早合点していました。 三鷹でホールといえば、吹奏楽コンクールのあのホール。 当日の朝まで、「武蔵野市民文化会館」に行く気満々。 が、最寄り駅に着いてから若干不安になり、 念のために携帯から開催情報を見直すと、「三鷹市芸術文化センター」。 危ないところでした。。。 続々と集まる運営スタッフのみなさん、そして楽器を持ったみなさん。 そして、午前の指揮をしてくださる和田さん。 この日、この場限りのオーケストラ。 ほとんどが「初めまして」状態のメンバーでのオーケストラ。 どんな音が鳴るのか・・・、第一音が鳴る瞬間が、たまらず好きです。 そして、そこから一気に音楽の世界に引き込まれる。 今回の曲目は ・カルメン前奏曲 ・花のワルツ ・ベートーヴェン第7番第1楽章(のだめオープニングテーマ曲♪) オーケストラに初めて参加する人にもなじみやすいように・・・という 趣旨のようです(^^) 午前中指揮をしてくださった方は現役の指揮科の音大生だそうで、 のだめドラマで千秋役やシュトレーゼマン役の役者さんに 指揮指導をされた方とのこと。 ・・・といっても、その情報は出番が終わられた後に知らされたのですが、 お互いにどんな音が鳴るのか(誰一人として)分からないオーケストラを いきなりあそこまでまとめてくださるのは、さすがです。 朝一番、メンバーの間で様子見といった雰囲気も少なからずあり、 もちろん緊張や不安(アマチュアですから!)もあるはずで 音も固くなりやすいと思うのですけれど、 いつのまにかその固さはほぐされていました。 そして、午後からの指揮は前回に引き続き、茂木大輔先生。 (午前中の合奏の段階から見学されていたのですが、 途中から入られてきた瞬間、その周囲がまさに「息を飲んで」いたのが 遠くからよくわかりました。 「マエストロ登場!!」という感じ?) 今回演奏する立場にいなかったため、100%「聴衆」の立場で聴くことができ、 オーケストラの音が変わっていく様を、ありありと感じることができました。 同じメンバーが、同じ曲を演奏しているのに、 どんどん音が変わっていくのです。 指揮者の違いと、そして、指揮者の要求に従って。 こんなに変わるんだ、こんな音が出せたんだ、こんな音楽だったんだ。 すごい。 聴いているだけでも、ものすごくおもしろい。 また、茂木先生がある箇所に対して指示をされると、 その箇所の音が変化するのはもちろんのこと、 それ以外の部分、曲全体の音までもが変化していくことに、 強く!!感動しました。 指揮者が求めている音楽に、振るごとに近づいていく。 また、求めているものに近づくことができずに、奏者も指揮者も、戸惑い、焦る。 そして、それを乗り越える。 その繰り返し。 前回のようなアナリーゼこそなかったものの、 ごくわずかな時間の中で茂木先生がベト7のダイナミクス等について指摘されたことに 意識しながら改めて譜面を読むと、またがらりと読み方が変わりました。 私の理解なんてホントにつたない幼いものでしょうけれど・・・。 そのくらい自分で気づきなさいというレベルのものなのでしょうけれど・・・。 のだめでオクレール先生がもじゃもじゃ組曲を初見で弾かされた後、 「作曲家だってもっと言いたいことがある」「君はそれを感覚だけで弾いている」という 趣旨の発言をした箇所が突然頭に浮かびました。 またも、のだめと共感です。 (前回はアナリーゼで「楽しいだけじゃダメですか!?」 「まんがでわかる和声とかないですか!?」と共感(笑)。) また今回のソクオケ、ベト7の木管アンサンブルに釘付けになりました。 そう、一番最初の合わせの段階から「木管アンサンブル」という括りで 耳に飛び込んできたのです。 どの楽器の人がうまい。あの人がうまい。 そう感じることはたくさんあるけれど、 (そしておひとりおひとりの技量ももちろんすばらしかったのですけれど!!) 木管の四角形の中の「呼吸」がひとつの方向に向いているという感覚。 そう、これ。 この感覚が好きで好きで、楽器を続けてきたのだったなあ・・・。 原点に立ち返りました。 なかなか体験できたことがない、この感覚。 でも、過去に何度かアンサンブルが一体化できた瞬間があって、 あれは生涯忘れられない感覚です。 またあの感覚を体験したいなあ、と思う一方、 それなら赤いところのオケでやりなさい、実現させなさい、と自分で突っ込み(笑)。 茂木先生の求めるままに変わっていくオーケストラの音を聴いて、 赤いところの先生は、どんな気持ちで指揮をしてくださっているのだろう・・・とも 思いました。 求めている音楽に応じられない現状。 (千秋のシューマン「春」が「冬」になってしまった公演を思い出しました・・・(ーー;)) 指揮者の力って、本当はすごいんだなあ・・・と。 今回のソクオケ、楽器は手にしなかったけれど、 本当に勉強になりました。 刺激を受けました。 原点を思い出しました。 音楽の持つ奥行きの深さを、また少し垣間見れました。 才能のない凡人のだめも、もっと真剣に音楽に向き合いたいな、と。改めて。 ・・・まずはとにかく練習しようっと、ロングトーン。 前回ソクオケ後にかじって挫折した和声も、もう一度チャレンジしたい。 「楽しい音楽の時間」に、本当に感謝。 こんなすばらしい時間を作ってくださった運営のみなさんと、 和田さんと、茂木先生に、心からの拍手。 次回は来年11月のようです(^^) ++++++++++++++++++ その他、印象深かったこと、メモ。 ■ハープ 「花のワルツ」のハープを弾かれたのは、なんと中学生! でも、目を閉じていたらとても中学生とは思えない美しさ・・・。 ブラボー!! ところでかねてより、世のハープ奏者はどういうきっかけでハープを始めたのだろうと 興味を持っていたのですが、この中学生は音楽一家の育ちのよう(^^)。 (父:プロオケホルン奏者、母:ヴァイオリン) お母さまがご一緒されていたのですが、五嶋みどり&龍・母のような存在感(^^)。 (決して揶揄しているわけではありませんので!) ■カルメン・花のワルツ ごめんなさい。 こんなにいい曲だったなんて、すっかり忘れていました・・・! 正直なところ、曲目を聞いて「うーん、やるのも聴くのも飽きた・・・」なんて おこがましくも思ったのです。もう! カルメンの冒頭部分、こんなにかっこいい曲だったんだ。 (トリルは喝采♪) 花のワルツ、こんなに美しいメロディだったんだ。 名曲は、確かに名曲でした。 茂木マジックで音ががらりと変わっていくことに一番感動したのは、 この二曲かもしれません。 ■酔っぱらい 今回のソクオケ参加のみなさんは、これからベト7を演奏するたびに このキーワードを思い出すのでは(笑)。 茂木先生ってばー!と心の中でウケながら突っ込んでいましたが、 後日、ある方の日記に対する茂木先生のコメントで 酔っぱらい箇所についての酔っぱらいたる音楽的洞察(?)を拝見し、 うひゃー、奥が深い・・・と改めて驚きました。 ■茂木先生 前回は多くを語らず、短い単語で求める音楽を表現する!という印象でしたが、 今回は「酔っぱらい」を始め、前回に比べてずいぶんと軽やかな語りだったような・・・(^^) ・・・それとも、前回は自分が楽器を手にして「いっぱいいっぱい」だったため まったく余裕がなく圧倒されまくっていたからでしょうか・・・^^;。 ■バスドラ カルメンで、突然バスドラをやらせていただいちゃいました♪ ものすごく嬉しいサプライズ。 演奏に参加できるなんて! 文字通り手に汗握って、何度もハンカチで手をふきながら、 はりきって参加させていただきました。 (ちなみにバスドラで何度か本番に乗ったこと、あり。 学生時代に手にマメつくってバスドラの基礎練したことも、あり(笑)。 何せ、フルートですから・・・。) ■出会い ソクオケは、人との出会いも、これまた醍醐味です♪ 今回も「ようやく会えましたね」という方との出会いを始め、 これからもぜひお付き合いお願いしたいなあと思う方々とお会いすることができました。 次は、できることなら楽器を持ってお会いしたいな(^^)
by rejoiceoct5th
| 2007-12-15 01:56
| 音楽との生活
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