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2009年 08月 14日
気づいたら松本から帰宅して1週間が経過していました。
日々あっという間です。 夏期学校3日目。 8時に宿を出発、駅前から出る送迎バスに乗って松本文化会館へ。 (サイトウキネンフェスティバルの会場です☆ いいなあ、来てみたい!) ハルのレッスン会場は松本文化会館の隣にある中学校。 子連れ&ベビーカーでてくてく歩くと10分くらいかかり、 教室へ入るとレッスン開始の9:20ぎりぎりです。 この日は午前中に「保護者教室」が開催されるため、 レッスン開始10分後には先生に促されるまま教室を後にし、 保護者教室の会場へ。 ものすごい人! テーマ「可能性をひきだす親のかかわり方」。 てっきりスズキメソッドの指導者とか本部のスタッフが講演されるのかと思いきや、 もう成人された娘さんがスズキメソッドで習っていたという保護者のお父さん。 話しがとても興味深い。 というのもこのお父さん、元小学校の先生で、 かつ障害児や被虐待児を対象とする施設でお仕事されてきた方なのだそう。 講演の内容はバイオリンやピアノのおけいこの話しなのですが 単なる「バイオリンのおけいこをどうさせるか」という次元だけではない、 教育とはというお話しで1時間引きこまれました。 メモ 「ちゃんとしなさい」と言っていないか→うまくいかない原因は何なのか →子どもに目標が見えていない 目標はクライスラーやカザルスといった名演奏 →でもクライスラーが「きらきら星」は弾いてくれないのでとりあえずは教本CD 興味をもっておけいこする→おけいこしている曲に興味を持たせる →自分で口ずさんで歌うようになれば、関心をもって練習できる(やっぱり教本CD) 弾きたい!と思うようになれば喜んで練習する→その意欲作りが親の役割 →興味関心を持つために刺激を与える(無関心→刺激→関心を持つ≒好き嫌い) 刺激は、無意識のうちに繰り返し植えつけられる「永谷園のコマーシャル」と同じ 「快」の刺激と「不快」の刺激があり、「快」の刺激を。 ほめるのは大切だが、口先でほめても子どもは見抜いている・・・。 「向上心がない」と言うが、向上心がないから子どもは伸びる →すでに出来ることをもっと繰り返し、もっと立派にできるようにする 親は自分を守ってはならない→親が自分を守ろうとすると子どもは親を試すようになる いいと思ってしたことが、子どもを傷つけていないか 子どもを「バイオリンを弾く道具」にしてはならない→1に人物、2に技量 「ちゃんとしなさい!と言ってお子さんを叱っていませんか?」という問いかけに 苦笑いしながら一斉にうなずく母たち(笑)。 教本CDを繰り返し聴かせる必要性など、納得できる話しもあり収穫でした。 「耳コピー」の呪縛が強く、できることならあまり聴かせたくないCDだったのですが (BGMとしても・・・、いかにも「お手本」の演奏だし、 開放弦も使う演奏は正直なところ耳に心地よくないし^^;) 「この曲知ってる!歌える!弾けるようになりたい!」という 子どもの意欲付けのためのものでしたか。 でしたら、聴かせなくては(笑)。 創始者の代表的著作があるのですが、講師が「読んだことある人」と尋ねると ほぼ9割がたの手が挙がり、「えええ??」と非常に驚く私。 夏期学校までわざわざ来るのは、それなりに浸っている人が多いのだと知りました。 (でもこの講演がとても勉強になったので、私も会場でうっかり著作を買ってしまいました(笑) まあ、読んで害になる本ではないかな・・・^^;) さて、講演が若干伸び、教室へ戻るとほどなく終了の時刻。 また移動して、お昼ごはんを食べて、午後の巨大グループレッスン。 松本文化会館の前にウォールクライミングができる壁(?)があり、 ハルは4日間それにハマっていました。 空き時間になるとすぐに走っていき、壁にへばりついて遊び、汗だくになっていました。 この日も夕方17時近くにようやく宿に帰宅。 親子3人それなりに疲れ、ベッドでごろごろしてからお夕はんへ。 ちなみに1日目はマック。2日目はホテル隣の立ち食いそばに近い雰囲気のおそば屋さん。 3日目は駅ビルの中の手打ちのおそば屋さん。 ・・・ハルは無類のそば好きなのです。 ホテル隣のおそば屋さんの女性がずっとハルに話しかけてくれていたので ハルはますますそのお店が気に入り、3日目もそこに行きたい!と主張。 でも私が「せっかく信州に来たのだから・・・」と手打ちそば屋へ。 おいしかったし、ハルももちろん喜んで食べたけれど、 「やっぱりあの(ホテル隣の)おそば屋さんに行って、おそば屋さんとお話ししたい」言うので 最終日、夏期学校が終わってからおやつに(笑)食べに行ったほどです。 さて、夏期学校4日目。 この日も午前中は教室でレッスン2時間。 ハルのレベルの教室は人数の都合で2クラスに分かれていたのですが、 ハルのクラスは落ち着いた、丁寧な話し方の先生がメイン。 もう1つのクラスはハキハキと元気いっぱいな話し方の先生がメイン。 ちょっとだけ合同でレッスンする時間があったのですが、 後者の「ハキハキ元気」タイプの先生に目を輝かし、俄然張り切るハル。 まだまだ(当たり前ですが)先生にモチベーションも左右されます。 「この先生のクラスだったら良かったな~」とちらりと脳裏をかすめてしまったり。 ばか親的発想ですが。 この日のお昼休みで、ようやくいつものお世話になっている先生と会えました。 巨大グループレッスンで「あ!いた!」と2階席から何回か目撃していたのですが、 なにせ本当に大人数だし、大きな会場。 とても追いかけることはできなくて、最終日になりようやくご挨拶できたのでした。 だーいぶ前のレッスンで参加する意向を伝えたのみだったので、 先生は「あれ!来てたの!?」とびっくりされていました^^; 「いやー、お母さん、本当に大変でしょ!お疲れ様!!」とねぎらっていただき、 「これはねー、練習になるとかうまくなるとかじゃなくて、 ただみんなで楽しいなー、っていうのがいいんだよね。」とおっしゃっていました。 納得です。 正直、グループレッスンばかりなので、ハルのボウイングはこの数日でかなり乱れました。 グループレッスンなのできっと音程もかなり外して弾いていることでしょう。 そういう意味での効率の良さは全くありません。 どちらかというとやきもきします。 ただそれだけでないのが子ども。 みんなでやって楽しいなあ。 朝から一日中バイオリンばっかで疲れるなあ。 みんなもがんばっているんだなあ。 あ、やったことのない練習だ!おもしろいなあ。 そんなことの繰り返しの4日間。 午後は「お別れコンサート」。 チェロにフルートにピアノにバイオリンと延々と2時間半! ひたすら待機のハル。よくがんばりました。 でも、ここでも「いすにきちんと姿勢を維持して座っていられない」」ことが判明。。。 結局、先生の1人がハルの目の前に付きっ切りに。。。 他の同じくらいの子ども達も完全に飽きて疲れているけれど、 どうにかこうにか「まっすぐいすに座る」ことはクリアしているのですが、 ハルはぐにゃぐにゃ! 半分後ろを向いて背もたれに寝るような姿勢でよっかかったり・・・。 こうも違うものか、ということをまたも認識させられました。 ハルたちの出番は2時間半のうちの最後15分! ようやく自分たちの出番となり、嬉々として楽器を構え、 (ボウイングは乱れ、弓は暴れまくっていましたが)楽しそうに4曲ほど弾ききり、 満足気に終わりました。 帰りのあずさは終了時刻が読めなかったので指定席を買わずにいたのですが、 松本駅へ着いたら完売! 夏期学校と関係ない一般のお客さんがかなり戸惑っている様子でした。 絶対に夏期学校関係者でいっぱいなんだ。。。 自由席に並ぶと、やはり楽器を背負った集団ばかりがずらり。 何とか席を確保し(どちらかの先生が赤ちゃん連れなのを見て2席続きのシートを 譲ってくださいました。感謝。)、松本を後に。 本当に混雑していて、通路は立っているお客さんでいっぱい。 さすがに疲れて、ハルはすぐにうとうと。 私も、近くの席のバイオリンの先生たちの「仕事の悩み・相談・愚痴」の おしゃべりをかすかに聞きながら、少しだけうとうと。 ユウがほとんど寝なかったので、あまりゆっくりはできなかったのですが。 盛りだくさん、あっという間の4日間でした。 ++++++++++++ 夏期学校に参加して驚いたのは、うちと同じような子どももいっぱいですが、 非常に熱心な家庭も多いということ。 小さい子どもが、まあびっくりするような曲を立派に弾いています! 巨大グループレッスンではその様子を見るのがひとつの楽しみにもなっていました。 送迎バスの中で少しお話ししたお母さん、お子さんは小1. たぶんモーツァルトのコンチェルト辺りをすでに弾いています。 鈴木の教本で言えば8巻とか9巻とか?? こんなお子さんのお母さんに聞くのも恥ずかしい質問なのですが、 聞かずにはいられず聞いてしまいました。 「毎日どのくらい練習してるんですか?」 すると「1年生になってから激減しちゃったのですが、それでも2~3時間は。」とのこと。 激減して2~3時間ということは、幼稚園時代は一体どれだけ!? 「先生がおっしゃるとおりに1日に3回やっているだけですよ」とのこと。 2歳から始めてずっとその1日3回のパターンで来ているそうで、 「本当に小さいうちから当たり前のようにやらせていたので、 未だに何の抵抗もなく朝の5時から弾いています」とさらりとおっしゃり、 改めて「親次第」だということを認識しました。 やらせようと思えば底なし沼の世界。 でもね。 こっそりのナイショのつぶやき。 たぶんこういうパターンの親子がいっぱい夏期学校にいたのですが、 「そこまでやらせるなら・・・、なぜスズキメソード???」と素朴な疑問。 小さいころから毎日3時間も4時間もバイオリンを弾いている家庭が たくさんあることは分かっています。 そうまでしないとやっていけない世界があることも。 でも「趣味でやるならスズキメソード」だと思っているので、 そこまで本気でやらせている家庭が「スズキ」にたくさんいることにかなり驚愕。 もったいなくない・・・? あと今回参加して気づいたこと。 コテコテのスズキメソードの先生と、そうでない先生と。 ハルがお世話になっている先生は 「スズキメソードすばらしいですよ」というスタンスでありながらも コテコテなスタイルではないということに気づきました。 「楽器を持たせるまで、半年間ひたすら見学」とかなかったもの。 良くも悪くも(?)ゆるーい先生だということが分かりました。 先に書いたような「そこまでやるの!?」というようなスゴイ親子は コテコテのスズキメソードの先生が多い様子・・・。 求められるものもかなり高いものになるのでしょうか。
by rejoiceoct5th
| 2009-08-14 22:53
| ヴァイオリンとの生活
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