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2007年 02月 18日
さて、あまりにも書きたいことが山のようにあったために
ずうっと後回しにしていた「ソクオケ」日記に着手。 ちなみに前回の日記はこちら。 「ソクオケ」公式blogはこちら。 のだめ好きが集まって「一日限り」の演奏をするオーケストラ。 「やってみたい」という気持ちを尊重するためなのでしょう、 楽器さえ持っていれば、初心者・経験者問わない懐の大きなオーケストラ。 しかも「一日限り」なので、顔を合わせるのも「当日一日限り」。 どんなメンバーが集まるかわからない。 ・・・そんなとらえどころのない団体を運営する苦労は、どれほどでしょう・・・。 最近ちょっとだけ「オーケストラを作るってこんなにタイヘン」という部分を垣間見たこともあり、 ますます運営のみなさんのご苦労・労力に頭が下がります。 でも、これが本当に本当ーーーにクセになる楽しさです。 前回「ブラ1を全楽章!!」と盛り上がった勢いをそのまま受け継いでくださり、 今回はブラームス1番全楽章が実現。 もう、その事実だけで私は涙モノです(笑)。 が、まったく成長していない私は、ちょうど仕事の繁忙期だったこともあり、 前回以上に「さらえていない状況」で当日を迎えてしまい、 集合時間直前までipod+ポケットスコアにかじりつていました(笑)。 ・・・このことを、数時間後には大大大後悔することになるのですが・・・。 今回はのだめドラマの影響もあったのでしょうか、フルオケ編成。 (フルートはもちろんのこと、弦楽器もすべて定員いっぱいの満員御礼だったようで、 驚きです!) 若干狭めの部屋に、80人前後のほぼ初対面の人間が集まったわけで、 当然勝手がつかめず「右往左往」です。 この事態をまとめようと奮闘するスタッフのみなさんが、輝いていました。 (ひときわ輝いてオーラを放っていたのは、もちろん司会のアンドリューさんでしたね(^-^) さすがプロです!) 「なんとなーく周囲の状況を様子見している」人が多い中だったので、 設営は時間を押していましたが、無事完了。 ソクオケ指揮者のしもけんさんが前回と同じく穏やかな笑顔で、 練習不足な私にもわかりやすい(汗)丁寧な指揮をしてくださり、 ブラームスが流れ出しました。 うう、やっぱりいい曲だ・・・、と感激していると、 1楽章は1アシ(1stのアシスタント)のくせに、落ちました(笑)。 意外と落ちる箇所が数箇所あり(練習してないからだ!!!)、 きっと「降り番」のフルートの人たちが今頃笑ってるんだろうなー、などと冷汗かきながらも、 しもけんさんはきっちり全楽章をさらい、午前の合奏終了。 ここでこの日記ですでに書いたアナリーゼです。 こちらでのゲストは当日まで公表されていなかったので、 前日の別オケの集まりで「海老原先生が来るんじゃない?」って 冗談半分で予想していたのですが、本当でした。 ・・・すごい。 海老原大作先生こと大澤徹訓先生が、ホンモノのアナリーゼを。 (念のため注:ハリセンが「いい人やで」とのだめに弾かせた曲を作られた方です。) 「ブラームスのアナリーゼ♪」とうきうきしていたのですが、 配布されたプリントを見た瞬間、地の底へ(笑)。 のだめの気持ちが、よーくよーーーく分かりました。 まったく理解できない・・・、というか、こんなこと考えながら曲を聴いたことも、 演奏したこともなーい!楽しく弾くだけじゃダメですか!? (アナリーゼってどんなの?と興味を持った方、 前出大澤先生HPの中のこちらを一度どうぞー。 『「のだめカンタービレ」Lesson64のためのサブテキスト』だそうです。) でも、さすがなのが、専門知識を持ち合わせていない人間に対しても なんとなーくイメージを掴ませてくださったこと。 私、ブラームスの作品は「思い悩む様を表すような、もやもやーっとした部分が多い作品」と 非常にアバウトに解釈(?)していたのですが、 その「もやもやー」の部分を、きちんと説明してくださいました。 なるほど。 (その辺が「和声勉強しなくちゃ・・・」「ドッペルドミナント?」につながります。) ものすごーーーーく計算されつくした作品なのだ・・・ということも 伝わってきました。 知識不足で理解しきれないところばかりでしょうけれど、 とにかく「一音一音ムダにしてはならない、ムダはない、一音ずつの響きを大切にしよう」と 心がけてメインの午後の合奏へ臨むことができただけでも、大収穫です。 (さらに、「もっと知りたい!勉強したい!」という気にさせてくださったのですから。) このアナリーゼ、予定時間はおそらくオーバーしていたのでしょうけれど(一時間弱?)、 大澤先生いわく「8時間は話したい」内容だそうです。 うん、確かに。チャンスがあれば、きちんと受講料をお支払いして拝聴したいです。 扱っている内容は難解なのですが、先生の語り口が難解と感じさせないんですよね(^-^)。 なおかつ、いろーんな参考作品を次々にピアノで弾いてくださるのが、また楽しく。 もし次の機会があったらもうちょっとは理解できるように、 ちょっとずつ勉強しようっと。 ・・・午前中はここまで(笑)。 ここからが本番(!)。
by rejoiceoct5th
| 2007-02-18 01:41
| 音楽との生活
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